7.「直火で慎重に焼きます」

2回目の生地が巻かれた棒は、更に焼いていきます。釜には38本の焼き棒が入るようになっています。この乾燥した熱気は、2階に伝わるようになっていて、完成した車麩はここで天井から吊るし乾燥させます。随所に工夫が凝らされていました。
8.「熟練の技!です」

焼きあがったものから、3回目の生地が巻かれていきます。熱くてさらに重たそう。全粒粉の車麩は、伸びも悪くざらざらと伸ばす時に手にひっかかり、作りにくいのだとか。昔は、薄力粉でしか作らなかったので、「全粒粉の車麩は初めて作ってみたけど、更に研究してみたいな。」 とおしゃってくれました!真剣な眼差しが印象的でした。今後の全粒車麩が更に楽しみですね。
9.「美味しそうですね~!」


美味しそうに焼けています!香ばしい香りが作業所一杯に広がります。昔ながらの車麩と比べると、全粒粉車麩は甘味があり、美味しいと地元でも評判 だとか。こうして、3回巻きの車麩が焼きあがります。昨日焼いたものを試食させて頂きましたが、粉の味が噛むほどに甘くて、香ばしくとても美味でしたぁ~!
10.「重厚な作りの年代物スライサーです」

焼きあがった後は、一昼夜寝かせてなじませます。固くなった車麩は一度蒸かし、柔らかくしてスライサーでカットしていきます。このスライサーは先代から使用していて、かなりの年期もの。40年以上大切に使われています。このスライサーを使用しているのは、もう川瀬さんの所だけだとか。
11.「自然の熱風で乾燥させます」

カットされたものは、紐でくくられ、2階の乾燥室で3~4日乾燥させます。小麦粉のとても香ばしくて甘い良い香りが漂っています。冬は雪が降ると湿気が多くなり、車麩が乾燥しにくいので、毎日休まず麩を焼き、焼き釜の熱を利用して部屋を乾燥 させるそうです。秋から冬は休みなしでフル稼働とのこと。川瀬さん、ありがとうございます。
12.「完成までに1週間」

車麩が完成するまでに、最短で一週間はかかるとのこと。とても手間がかかり重労働の末に完成する車麩。車麩の職人は、だんだん減っていて中越だけでも半分に減ってしまったとか。この伝統がずっと引き継がれることを願いつつ、苦労して作られる車麩を大切に食したいと思いました。
雪の多い新潟地方では、その昔車麩は大切なたんぱく源となっていたそうです。そして、昔は冷蔵庫がなかったので、保存食としても車麩は大切にされたそうです。昔の智恵の塊のような車麩。現代ではエコ的な食材!!冷蔵保存もいらず、常温で保存が長期間できるのも嬉しいですね。そのままかじっても小麦の甘味があり、とても美味しくて感動!米飴をつけてかじったらそのままおやつになりました!非常食にも良いかも!です。 川瀬さん、お忙しい中ありがとうございました。
